講義では、光の波長より小さな穴から出てくる光について、表面プラズモンを用いて解説いただきました。また、メタマテリアルとして知られる波長より小さい構造によって、強力な近接場光が発生できることについて解説いただきました。さらに、その応用として作られたナノSiフォトダイオードについて、LSI光導波路への応用について、解説いただきました。最後に実験実習に関連して、電磁波アンテナの歴史とその構造についてご紹介いただきました。
実験実習では、講義で解説いただいた内容と連携して、電子レンジから漏れ出るマイクロ波を磁場プローブを用いて分布測定、漏れ出るマイクロ波をアンテナ構造を作成し感度良く検出する方法の検討を行ないました。測定法の検討、解釈、ならびにアンテナ測定と結果の検討を講師、TAに補足解説いただきながらグループで議論しました。
本実験実習では、「先端光量子アライアンス」ならびに「東京大学工学系研究科附属光量子科学研究センター」にご支援いただき、大和田成起さん、生井飛鳥さん(東京大学大学院理学系研究科)にティーチングアシスタントとしてお手伝いいただきました。
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