7月5日、東京大学工学系研究科 五神 真 教授による先端光科学講義I「光の量子性と光子計数法」、ならびに、7月6日〜8日、吉岡孝高
先生、小西邦昭 先生による先端光科学実験実習I「光子相関計数法とその応用」が開催されました。
講義では、光の量子性がどのように見出されたのか、光の粒子と波としての性質がどのように現れるのか、またその応用としてレーザー発振について、詳しく解説いただきました。次に、光子の統計と2次相関係数がコヒーレント、インコヒーレント光源といったさまざまな光源でどのような値を示すのか、その物理的な意味について解説いただきました。
実験実習では、講義において解説いただいた光子相関計数法を用いて、実際に光子統計を計測し、2次の相関係数を測定しました。各自TAの指示のもと光子相関係数測定装置を調整し、コヒーレント、インコヒーレント光源について相関係数測定を行ない、その違いについて議論しました。
本実験実習では、「先端光量子アライアンス」ならびに「東京大学工学系研究科附属光量子科学研究センター」にご支援いただき、大間知潤子さん、樋口卓也さん、神田夏樹さん、宮下顕さん(東京大学大学院工学系研究科)、武村尚友さん(東京大学大学院理学系研究科)にティーチングアシスタントとしてお手伝いいただきました。
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