ホームページ
CORALについて
ニュース
過去のニュース
講義・実習
国際活動
リンク

12月20日(火)、21日(水)、22日(木)の日程で、「先端企業の開発現場での学外実験実習ネットワーク:Off-campus education and apprenticeship network(OCEAN)」として、三菱電機株式会社先端技術総合研究所(兵庫県尼崎市)において西前順一先生、植松正行先生による先端光科学実験実習II「レーザ照射による金属切断加工現象」が実施されました。

初日は「高出力レーザ加工機の技術」と題する講義に続き、安全講習を行いました。講義では、各種レーザーの概要解説に始まり、物質の光吸収機構、産業用レーザーとしての炭酸ガスレーザー、エキシマーレーザー、半導体レーザーなどの特徴に関して解説されました。また産業用レーザーの世界市場規模に関する現状についても紹介されました。続いて、レーザー加工の実際や新しい高効率レーザーの開発についてもご紹介頂きました。2日目は、実験装置の試運転に始まり、9mm厚の一般構造用圧延鋼材(SS400、融点1580℃)の炭酸ガスレーザーによる切り出し加工実験を行いました。加工表面の平滑度に対するレーザーの焦点位置、ビーム径依存性のデータを取得し、最適値を探索しました。最終日は、2日目に得たデータを解析し、レーザーの焦点位置、ビーム径に関する計算結果に基づき最適値が存在する原因に関して考察を行いました。最後には、「三菱マーク」をプログラム加工しました。

 写真はこちらをご覧下さい。