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6月4日(月)、ウシオ電機株式会社技術統括部の森本幸裕先生による先端光科学講義I「ランプによるVUV〜UV光の発生方法と産業界での応用」、ならびに、6月5日(火)〜6月7日(木)、森本幸裕先生、小田史彦先生、森安研吾先生による先端光科学実験実習I「UV光の分光法と光化学反応の体験実習」が開催されました。

講義では、まずスペクトルと色の概念、さまざまな人工光源をご紹介いただきました。次に、人工光源の中で特徴あるエキシマランプによるVUV光の発生メカニズムとVUV光の特徴とその応用についてご紹介いただきました。次に、UV領域の紫外光源として低圧、高圧、超高圧の水銀ランプの発光原理やランプの仕組みとその応用についてご紹介いただきました。
実験実習では、講義と関連して、ランプ製品であるVUVエキシマランプによる気相の光化学反応について、ならびに水銀ランプの分光特性の評価を行いました。VUVエキシマランプによって、セル中にオゾンを発生させて、紫外領域のオゾンの吸収スペクトルを測定しました。分光器の原理や、吸収計測から、オゾン層における分子濃度の評価などを行いました。また、高圧水銀ランプを点灯してからの分光スペクトルと温度変化から、ランプ内部の水銀の圧力と放射特性について学習しました。

本実習では、「先端光量子アライアンス」ならびに「東京大学工学系研究科附属光量子科学研究センター」にご支援いただき、博士課程学生の鈴木剛さん、大和田 成起さん(東京大学大学院理学系研究科)にティーチングアシスタントとしてお手伝いいただきました。

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