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7月2日(月)、オムロンレーザーフロント株式会社 戸川拓哉先生による先端光科学講義I「レーザによる微細加工技術」、ならびに、7月3日(火)〜7月5日(木)、戸川拓哉先生、吉岡昌男先生による先端光科学実験実習I「レーザによる微細加工技術」が開催されました。

講義では、まず日本の産業におけるレーザ加工技術の役割について解説頂きました。レーザ加工技術として、パルス幅の長い場合の熱による加工、短いパルス幅の場合の非熱的加工の特徴を紹介いただき、それらの加工特性を生かした、製品への加工応用について、液晶テレビや携帯電話など身近な製品を例として挙げながら解説頂きました。さらにはレーザ加工技術の課題と今後の展望についてもお話しをいただきました。

実験実習では、液晶パネル用ガラス・PET・ポリイミドを材料とし、レーザ強度を変化させて加工を行い、加工深さ、ならびに加工面の様子を3次元顕微鏡を用いて求めました。それぞれの材料の吸収の波長依存性を、分光光度計をもちいて測定し、分光データや資料データと合わせて、レーザによる温度上昇を推定し、加工結果についてグループ毎に議論をしてグループ毎に発表を行いました。実習を通じて非線形吸収などレーザと物質の相互作用の理解を深めました。

写真はこちらをご覧下さい。