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7月9日(月)、株式会社ブイ・テクノロジー 水村通伸先生による先端光科学講義I「光MEMSデバイスと画像処理の応用について」、ならびに、7月10日(火)〜7月12日(木)、水村通伸先生、滝本政美先生による先端光科学実験実習I「DMDによる映像表示および画像解析に関する実習」が開催されました。

講義では、会社概要の紹介に始まり、基本的な液晶ディスプレイの構造ならび製造・検査過程に関して実際の製造ラインの動画も合わせて概説されました。また最近注目を浴びている有機ELディスプレイについて液晶と比較して消費電力が少ないなどの利点や、その製造過程が紹介されました。さらには、位置決めやオートフォーカス機構など、画像処理過程に関して解説されました。またDMD(Digital Micro-mirror Device)の構造についても紹介され、プロジェクターの機構について概説されました。実験実習では、DMDを用いたプロジェクタの動作機構に関して予習をした上で、静止画・動画の映写動作を人間の視覚機構と考え合わせながら体験しました。またDMDと画像処理技術を応用した多点共焦点顕微鏡で、短い時間で試料の高さ分布情報を得る実験を行いました。
本実験実習では、「先端光量子アライアンス」ならびに「東京大学工学系研究科附属光量子科学研究センター」にご支援いただき、博士課程学生の安藤俊明さん(東京大学大学院理学系研究科)にティーチングアシスタントとしてお手伝いいただきました。

写真はこちらをご覧下さい。