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12月3日(月)アイシン精機株式会社大竹秀幸先生による先端光科学講義II「フェムト秒ファイバーレーザー」、ならびに、12月4日(火)〜12月6日(木)大竹秀幸先生による「フェムト秒ファイバーレーザーを用いたモードロックと非線形効果の観測」が開催されました。
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講義では、光ファイバー中の光の伝搬の原理とその発見についてご紹介いただいた後に、フェムト秒ファイバーレーザーを実現するために必要なファイバーレーザーについて、ファイバー中の光の屈折率と分散の関係、自己位相変調、ならびにフェムト秒パルスを発生するために重要なソリトンについて解説いただきました。また、最近実現されている高出力のフェムト秒ファイバーレーザーとその応用について、ならびにフェムト秒ファイバーレーザー特有の現象として、ファイバー中におけるラマンソリトンの形成についてご紹介いただきました。
実験実習では、講義と連携して、まずフェムト秒ファイバーレーザーのパルス幅、スペクトルといった特性評価を行いました。また、このパルスをファイバー増幅器と非線形ファイバーとを融着接続して、パルス幅の一番短くなる条件を考えながら探索しました。講義で解説いただいたソリトンの原理とファイバーの分散、ならびに自己位相変調を考慮しながら、皆で相談、協力しながら、ファイバーの長さを色々変化させるため切ったり融着接続して、最短パルスを発生に挑戦しました。
写真はこちらをご覧下さい。
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