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10月28日(月)、日本電気硝子株式会社の坂本 明彦 先生による先端光科学講義II「ガラスの材料特性と光学デバイスへの応用」、ならびに、10月29日(火)〜10月31日(木)、坂本 明彦 先生、藤田 俊輔 先生、佐藤 史雄 先生、岩尾 克 先生による先端光科学実験実習II「パッシブ、アクティブ光学材料としてのガラスの合成と評価」が開催されました。

講義では、ガラスの定義、組成、微細構造と、その違いによるさまざまな特性の違いについて、ガラスが人類にどのように使われてきたかなどご紹介いただきながら解説いただきました。またガラス製造法の違いによるガラスの特性、用途の違いを説明いただき、それぞれのガラスの特徴を生かした製品への応用事例についてご紹介いただきました。

実験実習では、講義と連携して、ガラス原料の組成比を変化させたガラス試料を作成し、るつぼに入れて電気炉の中で溶融してガラスを作成しました。作製したガラスの屈折率評価を典型的な評価法である密度測定を行い、Lorentz-Lorentzの式を用いてガラスの屈折率とその値が示す意味と組成との関係について行いました。また、ガラスとCe:YAG蛍光体を混合したうえで焼成し、蛍光ガラスを作成しました。試料厚みに対する放射スペクトルを計測し、スペクトルの色度から白色ダイオードとしての性能について考察しました。

写真はこちらをご覧下さい。