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12月16日(月)NTT物性科学基礎研究所の石澤 淳
先生による先端光科学講義II「フェムト秒レーザーパルスによる「白色」光発生原理とその応用」、ならびに、12月17日(火)〜12月19日(木)石澤
淳 先生、日達 研一 先生による先端光科学実験実習II「フェムト秒レーザパルスによる「白色」光発生技術」が開催されました。
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講義では、フェムト秒レーザーパルスによって発生した白色光の発生原理について、フェムト秒レーザーパルスノ発生原理とその実際から自己位相変調効果によるパルススペクトルの広帯域化を解説いただきました。次に、数サイクルフェムト秒レーザーパルスの電界の様子と、レーザーパルスを特徴づける搬送波位相の定義と周波数コムの出現による周波数の精密測定がもたらした様々な応用例についてご紹介いただきました。また、実際にスペクトル広帯域化した例を挙げて、実際のスペクトルの様子などについてご紹介いただきました。最後にレーザーを使用する上で重要な目の安全と保護の重要性について解説いただきました。
実験実習では、講義と連携してフェムト秒レーザーパルスと様々な石英ファイバーによる白色光発生を行いました。8種類のファイバーからそれぞれ1本選んでその断面観察を行いました。断面を観察したファイバーから、どういったファイバーであるかを予想して、長さ2mあるファイバーにフェムト秒レーザーパルスを導入して、広帯域化する様子を観察しました。最後に、広帯域化するファイバー2本を2グループに分かれてそれぞれ白色光スペクトルの最適を行い、どちらのファイバーがより広帯域化するのか、どういった要因によって広帯域化が制限されるのかについて考察しました。
本実習では、「先端光量子アライアンス」ならびに「東京大学工学系研究科附属光量子科学研究センター」にご支援いただき、博士課程学生の澤田
亮太さん(東京大学大学院工学系研究科)にティーチングアシスタントとしてお手伝いいただきました。
写真はこちらをご覧下さい。
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