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10月20日(月)、日本電気硝子株式会社の藤田俊輔先生による先端光科学講義II「ガラスの材料特性と光学デバイスへの応用」、ならびに、10月21日(火)〜10月23日(木)、藤田俊輔先生、佐藤史雄 先生、此下聡子 先生、岩尾 克 先生、藤田直樹先生による先端光科学実験実習II「パッシブ、アクティブ光学材料としてのガラスの合成と評価」が開催されました。

講義では、ガラスの定義、組成と、ガラス転移現象や三次元化学構造とその違いによるさまざまな特性の違いについて講義いただきました。ガラスが人類社会によってどのように使われてきたか、製造方法と化学組成の違いによる実際の屈折率、吸収など特性の違いについて解説いただきました。また、パッシブ光学材料、アクティブ光学材料として、それぞれのガラスの特徴を生かした産業におけるガラスの製品への応用事例についてご紹介いただきました。

実験実習では、講義と連携して、原料の組成比を変えたガラスの原料をるつぼの中で混ぜ合わせて、電気炉の中で溶融してガラスを作成しました。屈折率評価方法について学んだ上で、作製したガラスの屈折率評価を典型的な評価法である密度測定にて行い、Lorentz-Lorentzの式を用いてガラスの屈折率と組成との関係について考察を行いました。また、Ce:YAG蛍光体を混合したガラスを焼結して蛍光ガラスを作成しました。様々な試料厚みに対して青色LEDを照射して波長変換の結果、放射するスペクトルを計測し、スペクトルの色度から白色ダイオードとしての性能について考察しました。

写真はこちらをご覧下さい。