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1月19日(月) 日本電信電話株式会社 NTT物性科学基礎研究所の石澤 淳 先生による先端光科学講義II「フェムト秒レーザーパルスによる「白色」光発生原理とその応用」、ならびに、1月20日(火)〜1月22日(木)NTT物性科学基礎研究所の日達 研一 先生、増子拓紀 先生による先端光科学実験実習II「フェムト秒レーザパルスによる「白色」光発生技術」が開催されました。

講義では、フェムト秒レーザーパルスの発生と自己位相変調効果による白色光の発生原理、周波数コムについて、解説いただきました。また、数サイクルフェムト秒レーザーパルスの電界の様子と、レーザーパルスを特徴づける搬送波位相について、周波数コムを用いた精密分光測定の様々な応用例についてご紹介いただきました。最後に実験でレーザーを使用する上で重要な目の安全と保護の重要性について解説いただきました。

実験実習では、講義と連携して、レーザーピーニングによる金属の応力変化と放射線測定を行いました。レーザーピーリングでは、水中に集光したレーザーパルスがどのような作用を及ぼすのか、金属にあててその様子を確認した上で、金属試料表面に照射しました。薄い試料板の場合、ピーニング加工によって、どのような応力が加わるのか、予想するとともに、実際にピーニング加工前後の変化をポータブル型X線残留応力測定装置によって測定しました。放射線測定では、我々の生活に使われている放射線源より発生する放射線量の測定を、様々な検出器を用いて測定を行い、その計測の特徴について実習しました。

本実習では、「先端光量子アライアンス」ならびに「東京大学工学系研究科附属光量子科学研究センター」にご支援いただき、博士課程学生の澤田亮太さん(東京大学大学院工学系研究科)にティーチングアシスタントとしてお手伝いいただきました。

写真はこちらをご覧下さい。