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10月19日(月)、日本電気硝子株式会社 藤田俊輔 先生による先端光科学講義II「ガラスの材料特性と光学デバイスへの応用」、10月20日(火)〜22日(木)、藤田俊輔 先生、佐藤史雄 先生、此下聡子 先生、岩尾 克 先生、藤田直樹 先生による先端光科学実験実習II「パッシブ,アクティブ光学材料としてのガラスの合成と評価」が開催されました。
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講義では、ガラスの定義として結晶とガラスの違いや、その構造的特徴、ガラス転移現象によって溶融した液体状物質が固化した結晶ではなく過冷却液体からガラスになる様子について、原料の違いによる様々なガラス屠蘇の特性について解説いただきました。ガラスの光学的特性について、紫外、可視、赤外波長領域での吸収の物性や屈折率に与える要因について、また電子デバイス等に応用される様々なガラスについて、製造方法の解説を交えながらご説明いただきました。
実験実習では、パッシブ光学材料とアクティブ光学材料について、それぞれ合成と評価する実験を行いました。パッシブ光学材料の合成と評価では、ガラスの原料となる物質に添加剤を様々な分量で調合し、電気炉で溶融することで光学ガラスを作製しました。作製したガラスの屈折率評価を行い、原材料や比率に対して作成したガラスの屈折率に与える影響を考慮して、様々なガラス材料の光学特性について考察しました。アクティブ光学材料の合成と評価では、蛍光材料とガラス材料を混合してペレット状に固めたガラスを焼結しました。板状に研磨したガラスを青色LEDによって励起して、スペクトルの変化を測定しました。ガラスの厚さに対する明るさや色度の違いをスペクトル測定から求めて、ガラスを透過する光の色特性について考察しました。
写真はこちらをご覧下さい。
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