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11月9日(月)、キヤノン株式会社 尾内敏彦
先生による先端光科学講義I「テラヘルツデバイスとその応用」,11月10日(火)〜12日(木)、尾内敏彦 先生、佐藤崇広
先生による先端光科学実験実習II「テラヘルツイメージング」が開催されました.
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講義では、最近のテラヘルツ技術の発展による様々な計測応用への可能性と光源、検出方法の開発の必要性について、半導体プロセスによるテラヘルツ光源フェムト秒レーザーを用いた短パルステラヘルツ光源とその検出方法など交えながら解説いただきました。テラヘルツ分光法の応用として、医薬工の分野におけるこれまで破壊検査で行っていた製品内部の観察を非破壊で検査できることや、特徴ある分子の指紋スペクトルの解析から微量な物質同定が可能となりつつあることなどをご紹介いただきました。
実験実習では、量子カスケードレーザーテラヘルツ光源を用いたテラヘルツ吸収計測装置によって、プラスチックなど様々な材料の透過率を測定し、その吸収係数を評価しました。また、この計測装置を応用してテラヘルツ透過画像計測を行い、封筒などの不透明誘電体材料に覆われた中身を2次元計測して透視する様子について実習しました。
本実験実習では,「先端光量子アライアンス」ならびに「東京大学工学系研究科附属光量子科学研究センター」にご支援いただき、東京大学大学院博士課程の池町拓也様(理学系研究科物理学専攻)にティーチングアシスタントとしてお手伝いいただきました.
写真はこちらをご覧下さい。
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