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1月18日(月)、日本電信電話株式会社NTT物性科学基礎研究所の石澤 淳先生による先端光科学講義II「フェムト秒レーザーパルスによる「白色」光発生原理とその応用」、1月19日(火)〜21日(木)増子拓紀先生、日達研一 先生による先端光科学実験実習II「フェムト秒レーザパルスによる「白色」光発生技術」が開催されました。
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講義では、フェムト秒レーザーパルスと物質との非線形相互作用の結果発生した、1オクターブ以上の広帯域光を用いた光周波数コムによる周波数精密測定や広帯域光パルス電界による非線形相互作用について解説いただきました。さまざまな媒質、ファイバーや希ガス中での白色光発生の様子とその非線形屈折率応答の特性についてご紹介いただきました。また、レーザーの安全利用について、レーザーによる人体への影響、レーザー安全予防方法について講義いただきました。
実験実習では、講義と連携して種類の異なる8つのファイバーの端面形状観察と、非線形効果による白色光発生を行いました。各自ファイバーを選択し、ファイバーを劈(へき)開して両端面を出し、顕微鏡によって一方の端面形状を観察しました。ファイバー端面にフェムト秒レーザー発信器の出力を集光し、逆側端面より出射した光を平行光して分光器によってそのスペクトルを観察しました。最後に、全員の結果から、端面形状の違いによってスペクトル形状がどのように変化するのか考察しました。
本実験実習では,「先端光量子アライアンス」ならびに「東京大学工学系研究科附属光量子科学研究センター」にご支援いただき、東京大学大学院博士課程の本山央人様(工学系研究科精密工学専攻)にティーチングアシスタントとしてお手伝いいただきました.
写真はこちらをご覧下さい。
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