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2017年1月16日(月) 日本電信電話株式会社 NTT物性科学基礎研究所の石澤 淳 先生による先端光科学講義II「フェムト秒レーザーパルスによる「白色」光発生原理とその応用」、ならびに、1月17日(火)〜1月19日(木)NTT物性科学基礎研究所の日達 研一 先生、増子拓紀 先生による先端光科学実験実習II「フェムト秒レーザパルスによる「白色」光発生技術」が開催されました。

講義では、モード同期レーザーによるフェムト秒レーザーパルスの発生、および非線形光学効果によるレーザーパルスの広帯域化と周波数コム技術、それらを応用した搬送波位相について、実験結果、応用例を挙げながら解説いただきました。また、フォトニック結晶ファイバ中を伝播したレーザーパルスの広帯域化について、オクターブ光の発生や分光への応用についてご紹介いただきました。最後に、レーザーを使用するうえでの安全について講義いただきました。

実験実習では、フェムト秒レーザーパルスを様々なファイバ中に導入して、その様子について観察しました。用意された複数のファイバを各自選び、ファイバを劈開して端面を顕微鏡で観察しました。またファイバにフェムト秒パルスを導入して、伝播したパルスのスペクトルを観察しました。最後に、広帯域化が実現したファイバとそうでないファイバの端面やファイバの特性について講師の方に解説いただき、広帯域化のために必要な要件について議論しました。

本実験実習では、先端光科学アライアンス「APSA」、工学系研究科附属光量子科学研究センターのご支援により、工学系研究科物理工学専攻 河野信吾 さん、 塩沢 優さんにティーチングアシスタントとしてご協力いただきました。

2017 January17 〜 January19
日本電信電話株式会社 NTT物性科学基礎研究所 講義・実験実習風景