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2017年5月15日(月)、ウシオ電機株式会社 小田史彦 先生による先端光科学講義I「ランプによるUV光及びVUV光の発生方法と産業界での光の応用」、5月16日(火)〜 18日(木)、森本幸裕 先生、小田史彦 先生、塩崎 優 先生による先端光科学実験実習I「UV光の分光法と光化学反応の体験実習」を開催しました。
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講義では、 人工光源としてのランプ光源について、真空紫外(VUV)領域のランプ光源であるエキシマランプについて、発光するエキシマのエネルギー準位などのVUV光発生原理とVUV光やオゾンを用いた様々な基板洗浄について、ディスプレイパネルや医療用金属材料などへの応用を交えながらご紹介いただきました。また、映画館などのプロジェクタ色合いの向上を行うため、レーザを光源としたプロジェクタの利点について色度図を用いて解説いただきました。
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実験実習では、 講義と関連して、紫外水銀ランプのスペクトルや内部温度の測定から、内部の高圧な水銀によって発光スペクトルが連続的に変化する様子について理解しました。また、真空紫外エキシマランプを用いたオゾンの吸収スペクトル測定では、白色ランプ光源と分光器、フォトダイオードを用いた分光システムについて理解したうえで、ガスセル中にエキシマランプによって発生したオゾンの吸収スペクトルを測定し、その分光特性から大気圏におけるオゾン層の役割について考察しました。
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本実験実習では、先端光科学アライアンス「APSA」、工学系研究科附属光量子科学研究センターのご支援により、工学系研究科物理工学専攻 金堂晃久 さんにティーチングアシスタントとしてご協力いただきました。
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2017 May 15 〜 May 18 ウシオ電機株式会社 講義・実験実習風景
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