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2017年11月27日(月)イムラアメリカ・アイシン精機株式会社 須藤正明 先生による先端光科学講義II「フェムト秒ファイバーレーザー」 と
11月28日(火)〜30日(木) 須藤正明 先生,東京大学大学院理学系研究科 岩崎純史 准教授による 先端光科学実験実習II「フェムト秒ファイバーレーザーを用いたモードロックと非線形効果の観測」が開催されました.
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講義では、フェムト秒レーザーパルスを発生するファイバーレーザーの原理とその産業への応用について解説いただきました。光ファイバー中を伝播する光の特徴や希土類ドープ光ファイバーを用いたファイバレーザーから
フェムト秒レーザーパルスを発生するモードロック動作、ファイバー増幅器によって高強度な光パルスの発生について、ファイバ中のパルスの伝播によって発生する分散とファイバ中の非線形光学効果などについて解説いただきました。
また、フェムト秒ファイバーレーザーの特徴を生かした、産業界におけるさまざまな応用事例について、動画を交えながらご紹介いただきました。
実験実習では,フェムト秒ファイバレーザー発振器と増幅器の特性を理解する実習を行いました。フェムト秒ファイバー発振器の原理と出力スペクトル、パルス幅などの特性を測定して確認しました。次に、ファイバー融着法を実習したうえで、
ファイバー増幅器の出力特性を測定しました。増幅器の出力パルス幅が最も短くなるよう予想しながら、正分散・負分散を持つファイバーを融着接続してその特性を評価し、なぜパルス幅が短くなるか、その原理について考察しました。
本実験実習では,先端光科学アライアンス「APSA」,工学系研究科附属光量子科学研究センターのご支援により,工学系研究科物理工学専攻の高梨真人 さんにティーチングアシスタントとしてご協力いただきました.
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2017 November27 〜 December1 イムラレーザー・アイシン精機株式会社
講義・実験実習風景
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