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2018年1月29日(月)日本電信電話株式会社 物性科学基礎研究所 石澤 淳 先生による
先端光科学講義II「フェムト秒レーザーパルスによる「白色」光発生原理とその応用」
と1月30日(火)〜2月1日(木) 増子拓紀 先生,日達研一 先生 による
先端光科学実験実習II「フェムト秒レーザパルスによる「白色」光発生技術」が開催されました.
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講義では、フェムト秒など極短パルスレーザーと物質との相互作用を理解するうえで必要なレーザー電場と搬送波位相について、その発生法や応用について講義いただきました。
レーザー電場の搬送波位相が物質との相互作用に影響を与える10フェムト秒以下のレーザーパルスについて、フーリエ共役の関係にある周波数と時間の波形が
どのような意味をもつのか、また搬送波位相がそのように現れ、制御できるのかについて講義いただきました。
また、搬送波位相を制御して発生する自己位相変調効果によるレーザーパルスの広帯域化した「白色光」発生や、広帯域化したレーザーパルスによるアト秒パルスの発生についてご紹介いただきました。
最後にレーザーを安全に使用するために知っておくべき人体などへのダメージや備えておくべき防護方法について講義いただきました。
実験実習では,8つのファイバーについて、端面をへき開して、その様子を顕微鏡で観察するとともに、ファイバー中にフェムト秒レーザー発振器の出力パルスを伝播させて、白色光の発生を試みました。
ファイバー端面のサイズや構造によって、非線形屈折率の大きさなどが異なることや非線形効果が大きいためにはどのよう条件が必要なのか、実際にフェムト秒パルスをファイバーに導入して
得られた伝播光のスペクトルと比較しながら考察しました。
本実験実習では,先端光科学アライアンス「APSA」,工学系研究科附属光量子科学研究センターのご支援により,理学系研究科物理学専攻の飯田 耀 さんにティーチングアシスタントとしてご協力いただきました.
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2018 January29 〜 Feburary 1 日本電信電話株式会社 NTT物性科学基礎研究所
講義・実験実習風景
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